さくら開花予想 ~ソメイヨシノ~

 今日3月7日気象庁から全国のさくら予想開花日が発表された。それによると今年は暖冬の影響で例年よりもやや早まり東京では3月18日と予想されている。因みに東京の昨年の開花日は3月21日で、平年の開花日は3月28日、最近10年間の観測記録で最も早い開花日は3月16日(2002年)となっています。すでに一般に知られているように桜の開花は冬季間の寒気の強さが関係しており、ある程度の低温にさらされること、いわゆる「休眠打破」が開花促進の条件になると言われ、このために寒気が弱い南の地方では開花前線が南下する現象が現れると言う。果たしてどういうことなのだろうか? そこでこれまでの11年間の東京のソメイヨシノ開花日と前年12月~3月(3月開花日まで)の平均気温との関係を調べてみた。(気象庁「さくらの開花予想」資料参照)

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 これによると12月の気温変化と開花日との間に傾向としての関係は見られないが、2月と3月は気温が高いときは開花が早まる傾向があり、1月は一見ランダムにもみられるものの、開花日23日頃を境にして気温が高くなるにつれ開花が早まる場合と、逆に遅くなる傾向をみてとれる。この状況からは2月と3月の場合、平均的な気温の傾向と開花とに強い関係がみられるが、この状況から見る限りでは寒気との関係がやや不明瞭な状況となっている。1月の寒気が関係があるとすると、それは23日頃を境にした後の開花日であり、この場合はバラツキがあることから別の要因、例えば日照や降水(雪)等が関係しているものと考えられる。これらを考慮すると今年はこのまま大きな天候の変化がなく推移すると仮定すると、今年は予想通り16~18日頃が予想開花日となるが、今後気温がさらに上昇傾向が強まればこれより早まり、逆に低温傾向で曇雨天や降雪などあればこれよりも遅くなる可能性もあることを示している。因に東京の今年の平均気温は12月(前年)は9.5℃、1月は7.6℃、2月は8.6℃、3月は12.4℃(6日まで)となっている。(東京管区気象台資料参照)