昼夜間が同じ・・・~春分の日~

 春分の日は太陽が真東から昇り、真西に沈んで、昼と夜の長さが等しくなります。実際には昼の方が夜より17分前後長くなりますが、これは秋分の日も同様で北海道から九州までともに同じとなっています。
 一日の昼の長さ(日の出~日の入)は春分の日を境に次第に長くなり、6月(夏至)には東京で夜より5時間8分長く、福岡ではこれより22分短いが、関東より北の地域では逆に長くなり、札幌ではこれより1時間38分も昼が長い。一方12月(冬至)には東京では昼より夜の方が4時間半長く、札幌ではこれより1時間半夜が長くなっている。(理科年表参照)


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 欧米では随分昔からこのような季節変化に対応したサマータイム(米国では今年は3月11日、欧州では25日始動)を取り入れ省エネ効果をねらっているようですがどの程度の効果が上がっているのだろうか? やはり疑問をもつ人は多い。日本では一時話題になったサマータイム制も導入反対派?が大勢を占め、また省エネ技術に頼っている今は影を潜めてしまった感がありますが、地球温暖化問題で省エネが叫ばれている時、欧米を中心に多くの国で実施していることをただ傍観している時でもない気がするのだが・・・・・。それでは日本ではどんな方法が効果的なのか考えてみた。

 欧米の方式のように時刻を季節によりずらすという事はやはり混乱と事故の多発をもたらすかもしれないという心配がある。習慣になればある程度次第に問題も解決されそうな気もするが、今の社会はコンピュータによる自動制御によって動いていると言っても過言ではない。かって2000年問題があったように、これが毎年繰り返されるということは、精神的にも経済的にもマイナスの面も多々あるだろう。しかし昼間の時間帯に活動し、夜間は休むということは人類本来の姿であり、肉体的にも自律的にも叶ったことになるはずであるのだから、マイナスばかりとはいえないと思う。特にこれから高齢化社会を迎え肉体的にも精神的にも柔軟性が失われつつあるのだから、本来の自然の法則に則った生き方の方が健康的な生活ができ職業人生をより長く送れるのではないかと期待されるであろうし、やはり一生同じスケジュールで活動するのは人間がロボット化しているみたいで、なんとも味気ない人生感となるのではないでしょうか。
 また日本領土はアメリカや欧州ほど大きいくはないので時間をずらす効果は東・西日本ではそれほど大きくはないとも思うが、一方日本ははっきりとした四季変化があり、地域によっても気候の状況がかなり違うので、時間をずらすということではなく地域毎にこの四季変化に対応したタイムスケジュールにして昼間時間を有効に活用し、またウインタータイムを取り入れることは省エネにも有効な手段で可能なことではないかと思う。特に暖房期間が長い冬季夜長の北日本では省エネ効果は大きくなるものと考えられる。
 しかし今は夜間に活動する人口が多いことを考えると、国を挙げての取り組みは難しい状況にあると思うが、例えば一部実施されている通退勤時間や登下校時間等を地域別四季別に変えることが挙げられる。これにより当面は大きく影響を受けるのは交通・通信・報道機関等のスケジュールの問題があるが、これらは見直しが頻繁にできることでかえって効率的な運営を期待できるのではないかとも思う。
 北海道では欧米方式のサマータイム制導入実験が民間レベルで数年前から実施され、欧米のように余暇を有効に利用することも考えてはいますが、一地方自治体レベルで導入ということになるとこの方式では多くの問題があるようです。しかしどの方式をとっても始めの段階では様々なマイナスの問題も浮上しそうなのでやはりできるところから試行錯誤的に総合的に模索していく必要があるのではないでしょうか。