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zoom RSS 激変の年スタート 〜丑年〜

<<   作成日時 : 2009/01/03 22:28   >>

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明けましておめでとうございます

 今年は十二支の二番目にあたる 丑年、また10年ごとの十干では六番目の(つちのと)にあたります。この年回りをみると、世界的には社会・経済情勢は激変の年回りであったようです。一方自然界の方は嵐の前後の静けさを思わせるようで大きな災害が若い世代にはあまり記憶に残らない年回りになっているようです。
 最近80年の己丑年周期でみると、第二次世界大戦以前の 1929年に世界大恐慌があり、1939年の大戦開始後では、 1949年(S24)にNATO、中華人民共和国が成立、そして1ドル360円の固定レートが決定し、国内の取引所再開の年にあたります。
 1961年(S36)はS33年頃から続いていた岩戸景気の終焉、前年末には所得倍増計画が提唱されていました。米国ではケネディ大統領が就任しますが、東西冷戦が加熱した時代を迎えます。
 1973年(S48)は前年に出された列島改造論の遂行とともに景気上昇傾向に、一方第4次中東戦争をきっかけに第一次オイルショックが起きました。またここでもドル不安が起きて主要国が変動相場制に移行、ドル円相場は270円付近まで円高になり、その翌年後半まで景気低迷しましたが、技術立国貿易が功を奏しその後安定成長期に向かいました。また1979年には第二次オイルショックがありました。
 1985年(S60)には米国の対日貿易赤字の拡大とともに日米貿易摩擦が深刻化し、ドル高是正の動きから「プラザ合意」がありました。これにより年初240〜260円/ドルにあったものが年末には200円/ドル付近まで急落しました。その後も円高は徐々に進行し1995年には一時80円/ドルを割り込みましたが、その後は円安となったもののこれまでも140円/ドルを超えることはほとんどなくなりました。しかしこの年半ばに日経平均が1万円台に達したあと急上昇し、1987年にはNY株式大暴落(ブラックマンデー)などがあって一時低下したもののバブル景気へ邁進の状況を呈しました。
 1989年には冷戦終結でベルリンの壁崩壊、国内ではバブル景気(1989年末天井)の崩壊とともに不良債権処理などで景気は低迷し、
 1997年(H9)に北海道拓殖銀行、山一證券が連鎖破綻しました。また1989年に実施導入された消費税3%がこの年5%に引き上げられました。この国内の金融危機の影響もあって変動相場制移行に伴うタイ・バーツ暴落を発端とするアジア通貨危機が世界中に波及しました。また1999年には欧州の統一通貨ユーロが誕生しています。
 そして今年 2009年は前年にサブプライム問題を発端とするリーマン・ブラザーズ証券破綻により世界中で株価が暴落して信用収縮・金融不安が拡がり、また低利の円で運用・投資する円キャリートレードの巻き戻し(解消)が同時に起きて各国通貨に対する円高が急激に進み現在に至っています。

 このように丑年の年回りでは米国の株安・ドル安や円高に対する為替相場の急変に世界経済が振り回される状況が起き、昨年始まった金融危機も同様な情勢からなっていて、今年も例外ではない状況と言えます。現在は世界経済がグローバル化し米ドルが基軸通貨となっているために二国間の為替相場のみならず、世界中に通貨危機不安が広がる傾向にあるようです。まもなく米国では「チェンジ」を訴えるオバマ大統領が就任します。どのような変化がもたらされるのかその政策に期待がかかります。

 一方己丑年における国内の自然災害の方は、やはり常習的な台風による災害はあり、今の世代に覚えのある主なものとして 1961年に第二室戸台風、 1949年に関東地方を襲ったキティ台風、九州地方を襲ったジュディアス台風などあり、また1959年には伊勢湾台風、宮古島台風があります。他の地震や火山などの災害については、近年記憶に残るものでは 1973年の浅間山噴火、 1961年の北美濃地震(M7.0)くらいで、はるか昔の昭和4年 1929年の駒ケ岳噴火、大正14年 1925年の北但馬地震(M6.8)、明治24年 1891年の濃尾地震(M8.0)があります。

 こう見てくると引き続き温暖化にともなうとみられる不順な天候異変は続くものとみられ、また昨年から燻っている火山や地震など自然災害の方も昭和、平成の空白域が気になりますが、今年は当面やはり経済問題がこれからの最大の関心事となりそうです。
 株式格言には「・・・・・ 戌笑い、亥固まる、子は繁栄、丑つまずき、寅千里を走る ・・・・・」とありますが、一般人としてはこの先予想もできない時代の流れの中でやや早めに大波が打ち寄せてきて、今その真っ只中にあるものと観念し、大波が収まるのをじっと注視していくしかないのかもしれない。


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