漸く沈静化!~新型インフルエンザ~

4月から感染が拡大してきた新型インフルエンザ(A/H1N1)は、ここにきて日本では沈静化しつつありますが、北米や南半球の豪州、チリーなどまだ急増中のところがあります。
 現在流行しているのは比較的症状が軽い弱毒性と言われているが、過去の事例では世界で4000万人以上が死亡したとされるスペインかぜ(H1N1亜型)のように同種ウイルスが強毒性となって再び流行する可能性も指摘されている。
 今回は若年層に感染者が多く、60歳以上の高齢者は感染が少ないことから、今度のウイルスに対する免疫がある人もいるのではないかと言われており、これに感染して発病するかしないかは、体力というより過去に同種のウイルスに感染して免疫を有しているかいないかということらしいので、今回この病にかかると言うことはこの種の感染には抵抗が生じることに・・・・もしそうなら現存の治療薬(タミフルやリレンザなど)が効果があって症状の軽い今のウイルスに感染しておく方が利口なのではと思うが・・・・・これは新型ウイルスに対するワクチンが出来ることで懸念がなくなるでしょう。しかしどのように強毒化するのか、また強毒性に変異したときには検疫・ワクチンなどはどうなるのか・・・・・ここまではまだ言及されていないようでやはり懸念が残るところです。(下図はWHOによる情報-流行状況-参照)


台風経路図08

通常インフルエンザと言うと、主に冬季の季節性のある風邪と言うイメージがあるが、今回のように季節とは関係なく世界中に広まるというのはなにか違和感がある。過去の新型インフルエンザも暖候期に発生・流行していると言われるが・・・・・これには媒介となる鳥や豚など動物の側に鍵があるのかもしれない。
 この種の感染は主に飛沫・接触等によるので、寒候期に空気が乾燥していると飛び散りやすいと言えるが、またこの種のウイルスは低温には強いとも言われます。この場合には人の方の免疫機能にも問題があり、冬季乾燥低温では抵抗力に弱みが生じることも考慮する必要があるのではないだろうか。
 通常の風邪や肺炎などは寒候期に多くなるので、感染者はこれらの合併症により重症化、あるいは強毒化?するのがこれまでのパターンとなっている。
 現在は検疫や疾病対策などの体制が整備・強化されているので、世界大戦時中に発生したスペインかぜのような事態になる可能性は低いが、今後あるかもしれないこの種の大流行(パンデミック)が、いつどこで広がるかで感染者の命運を分かつことになるかもしれない。
 まだ暫くは寒冷地と温暖地の発生状況を注視する必要があります。


国内の新型インフルエンザ感染者数  (2009.5.30 9時現在)
都府県東 京神奈川埼 玉静 岡滋 賀京 都大 阪兵 庫和歌山福 岡成田検疫総計
感染者数322232156190118370
感染症情報センター:インフルエンザ情報(A/H1N1)